ブログ開設に際して

2021年6月19日土曜日

LGBT アラフィフ ゲイ ひきこもり

ブログを開設したものの、記事を一つも投稿しないまま数日が過ぎた。


最初の記事は何をどう書き始めればいいのか。

そう頭の中で考えているうちに時が経ってしまった。

書きたいことがたくさんありすぎて、まとまらないのである。


でも、やっぱり最初は開設の動機から書くのが筋かと思う。



ブログ開設の動機


ブログを始めようと思ったきっかけはTwitterだった。

私はブログに先立って、今年の3月からTwitterを始めている。

様々なことを呟くが、中心となっているのは生きづらさのこと。


そしてTwitterをやっていると、いろいろな人との繋がりができてくる。

その中で私がフォローしたある方が、このBloggerでブログを書いていたのだ。



さて、いささか唐突だが、私は「ゲイ」である。

そして、「ひきこもり」である。

更に言うと、「アラフィフ」である。


ゲイであり、ひきこもりであり、アラフィフ。

かのヘレン・ケラーも顔負けの三重苦。











こう書くと、このご時世、ヘレン・ケラーファンから苦情が来るかもしれない。

それだけでなく、一部のゲイやアラフィフからもヤイヤイ言われてしまうかも。


ごめんなさい。他意はありません。

いや、他意がないなどと書くと、余計にタチが悪そうである。



・・・話を元に戻そう。


私は現在無職である。

とある事情から、約2年半前に職を失った。


私にはずっと、ある思いが心の片隅にあった。

ひきこもりで苦しんでいる人に寄り添いたいという思い。

誰かに寄り添うことで、自分の人生の生き直しをしたいという思い。


この無職の期間に、その気持ちが高まってきたのである。


ただ、いきなり支援団体やNPOに協力するのはハードルが高い。

個人でアウトリーチを実践する勇気もない。

おいおい書くことになると思うが、そもそも今はそんな環境にない。


そこでブログである。


Twitterでフォローした方は、ひきこもりの人だった。

その方はひきこもりをテーマにブログを書いている。


私にもできるかもしれない。

誰かの役に立てるかもかもしれない。

そう思った。



悪意なき虐待


私は今から約30年前、19歳のときに人生初のひきこもりとなった。


人がひきこもりになるきっかけはどういうイメージだろうか。


1.いじめによる不登校

2.親からの身体的・精神的虐待

3.就職活動の失敗

4.職場でのパワハラ

5.病気


こういったものが一般的だと思う。

中でも1、2、4のような他者からの悪意によるものは深刻である。


私の場合、そのどれでもなかった。

むしろ順風満帆に国立大学進学まで果たした。

そのままレールに乗っていれば、問題のない人生だったはずだ。


しかし、私には圧倒的に欠けているものがあった。

自立心、積極性、社会性。


それは私が生まれ育った環境に原因があると思っている。

親の過保護と過干渉。


これらは積極的な悪意としては露見しない。

ところが、長い時間をかけて子を蝕むのである。


それらは、たった一つのつまづきで、落とし穴のように私を飲み込んだ。

そして私はひきこもりになった。



ひきこもりを一人でも減らしたい


私の場合、幸いにも最初のひきこもりは約2年半で終わった。

自力でひきこもりを脱出し、アルバイトに就くことに成功したからだ。


ところが、そこから人生が好転したわけではない。

何度もの転職を繰り返し、今またこうしてアラフィフで無職なのである。










もちろん、就労したことで良かったこともあるし、自信になったこともある。

ならば、将来に希望が持てているかと言えば、まったくそんなことはないのだ。


今や分かっているだけで、全国に100万人以上いるひきこもり。

専門家の推定では200万人とも言われている。

しかも、年々増えているという試算もある。


このブログでは、私がどのようにして最初のひきこもりを脱したのか。

その後の人生をどう歩んできたのか、今何を思うのか記していきたい。


それが誰かの役に立てるのなら、それほど嬉しいことはない。

たった一人でも、ひきこもりから抜け出してほしい。


そして同時に、私自身この先どう生きていけばいいのか考えたい。



ただ、「ひきこもり」や「ゲイ」のことばかりのブログにはならないと思う。

日々感じることや、趣味等のことも記事にするかもしれない。


あまり気張らずに運営していくつもりなので、よろしくお願いします。



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